地域が抱える課題を議論する仕組みづくり

 現在の理事会では、地域特有の課題について議論する機会は少ないのが現状です。このままでは全国地域の課題が解決されないままであることを申し上げ、地域本部選出理事が地域の課題を持ち寄り、理事会での議論に向けて活動を始めました。
 皆様からいただいたご意見を集約し、「課題」「課題解決のための提案」「解決がなされないことで発生する具体的問題」などについて取りまとめました。なお、これらの中には既にほぼ解決しつつあるもの、財政的裏付けが必要なもの、当会のみでは解決が難しいものも含まれていますが、皆様のご意思を尊重しております。またこれらは、近畿本部役員会でも報告いたしました。


近畿地方整備局長との対談を実現

 2017年11月、近畿地方整備局 池田豊人局長(現在:道路局長)と、「技術で支える日本の活力を関西から」をテーマに対談を行ないました。
「技術士会には建設部門だけではなく、生産性向上に関連する様々な部門が存在する」「それぞれの専門分野の知識と経験を活かし、よりニーズに応える効果的貢献が可能である」などを伝え、近畿地方整備局と日本技術士会近畿本部複数部門代表者との意見交換会の開催をお約束してくださいました。


近畿地方整備局・日本技術士会近畿本部意見交換会を初開催

 2018年3月、近畿地方整備局との意見交換会の初開催が叶いました。近畿地方整備局では、建設部門以外の技術士について認知度がまだ低いことから、当会から 9 部門の代表技術士が出席し、国土交通省の取組み、技術士の能力・経験など互いの理解を深める機会として開催いたしました。


近畿経済局による技術士向け背策説明会を開催

 2018年4月、近畿経済産業局とのさらなる連携強化を目指し、技術士向け経済産業省施策説明会を開催、技術士が貢献可能な部分を含めてご説明いただきました。その後、近畿本部からの提案を提出いたしましたが、様々な課題が散見され、再度の提案に向けて議論を進めて参ります。


委員会等でご活躍中の「学」代表者との座談会を開催

 2018年6月、委員会、有識者会議等でご活躍中のお二方、京都大学大学院工学研究科 木村 亮教授、立命館大学理工学部 建山 和由教授と、日本技術士会近畿本部 3 名代表者との座談会を開催いたしました。日本技術士会は様々な分野の技術士が集まる宝庫であること、沢山の課題を抱える建設産業と技術士 21 部門の技術・能力をつなぐ役割を建設部門の技術士が担い、更なる技術士活躍の可能性は多いにあるとのコメントをいただきました。


日韓技術士国際会議で日本側代表基調講演


 2018年10月、神戸市(ホテルオークラ)で開催された第48回日韓技術士国際会議において、日本側代表として基調講演を行ないました。「技術士が叶える Society5.0 Entrepreneurship を発揮して〜」。課題解決と未来創造の視点を兼ね備えた我が国の新たな国家成長戦略「Society5.0」では、高齢化対策、エネルギーの多様化、モビリティの充実による経済損失の削減や地域活性化など、IT化、AIの活用により持続可能な人間中心の社会への変革を目指しています。とはいえ、「課題解決」と「経済的発展」を両立する「人間中心のスーパースマートシティ」へと未来を切り開くのは、科学を駆使し社会をマネジメントする「人」であり、 IT や AI ではありません。 21 部門の技術士は、全ての分野で課題解決のトップランナーとなり得る存在であること、敢えてリスクにも果敢に挑戦し、技術士全部門の総合力で未来を切り開いていこうというお話しをさせていただきました。


大阪サクヤヒメ表彰「活躍賞」受賞

 大阪商工会議所主催「第3回大阪サクヤヒメ表彰」では、企業活動等において中心的役割を担う女性役員、管理職および専門性が高い職業に従事している女性を、後進のロールモデルとして表彰しています。
 技術士・公益社団法人日本技術士会理事としての活動に対し「活躍賞」をいただきました。


近畿地方整備局 新技術活用評価会議へ日本技術士会近畿本部参画

 企業などが開発した新技術の活用について評価をする有識者会議です。建設産業主要団体の中に「公益社団法人日本技術士会 近畿本部」の名を連ね、現在、機械部門の技術士が参画しています。技術の評価では、日本技術士会近畿本部として地域連携強化委員会委員全員の意見をまとめ、提出しています。特に素材に強い技術士の意見は、技術の評価と技術を活用する人の正しい理解・活用に役立っていると感じています。


日本弁理士会関西会との包括的連携協定締結

 公益社団法人日本技術士会近畿本部と日本弁理士会関西会は、科学技術、経済、産業、教育等の分野で地域の発展と人材の育成への貢献を目的とした包括的連携協定を締結いたしました。技術士・弁理士連携のもと、現在、日本弁理士会関西会との協力行事企画や、技術士・弁理士連携での中小企業・ベンチャー企業支援を模索しています。


「活躍する技術士」の紹介ページを近畿本部ホームページに開設しました

 技術士の活躍拡大、知名度向上を謳いながら、技術士がどのような経験を持ち、どのように活躍しているかを一般公開している例は少ないです。技術士がどのような経験でどのように活躍しているかが分からなければ、技術士を活用しようと思うでしょうか。
 地域連携強化委員会では、「活躍する技術士」の紹介ページを近畿本部ホームページに開設し、「よろず相談所」として本ホームページとリンクしたリーフレットを作成し、業界団体や学会、中小企業が集まる組織に配布 PR 活動を進めています。


有識者・国会議員等との意見交換会開催

 技術士活躍の場拡大・権利獲得は、関係各所の理解と協力が不可欠です。非公式・非公開での有識者・国会議員等との意見交換は、率直な意見交換を可能にし、新たなヒントが得られるとともに協力体制強化へと繋がります。粘り強くこうした活動を継続し、技術士活躍の場拡大・権利獲得を目指します。
 議題の一例:宅地盛土規制法等のガイドライン作成における実務に精通した技術士参画について/水素価格低減による水素燃料の普及促進対策(案)について/人材不足深刻化に伴う技術士バックアップの仕組みについて など


インフラメンテナンス国民会議近畿本部フォーラムへ出展で多部門・多産業集合体をPR

 インフラメンテナンス国民会議近畿本部フォーラムは、学官だけではなく、他業種の企業を含めたイノベーション促進を図るイベントです。多部門・多産業集合体である日本技術士会近畿本部PRの機会として、今年も出展いたします。近畿本部の活動紹介とともに、会員サービスの一環として、会員の技術を展示しています。
 昨年は、繊維について繊維部門技術士に熱心に問いかける来場者、どうすれば技術士取得社員を増やせるかについて議論をされる来場者など興味を持ってブースに立ち寄られる方が増えました。
 また、例年、本イベントでは多くの業界主要団体で占める後援団体の中から、日本技術士会近畿本部としてテープカットに登壇。今後も、認知度向上、会員拡大に努めてまいります。
 
     
       

 
 2018年12月6日
第3回 大阪サクヤヒメ表彰受賞

大阪商工会議所から、技術士・理事として、技術士の横串を通して産学官の連携強化活動に対して「活躍賞」をいただきました。
【受賞理由】日本技術士会設立から67年、これまで各部門縦割りの活動が主体であったが、近畿本部内の全部会活動に参加することで協力体制を地道に築く横串を通して協力体制構築を図ることで活動展開の可能性を無限に拡げた。など

受賞理由 ブログ
 
 

2019年2月25日  
第2回 近畿地方整備局のニーズと日本技術士会近畿本部各部門のもつシーズのマッチング会議
 
2019年2月25日に近畿地方整備局と日本技術士会近畿本部との意見交換会を行いました。近畿地方整備局側7名、日本技術士会近畿本部側16名の参加でした。近畿地方整備局から情報提供・ニーズ概要の説明があり、その後日本技術士会近畿本部から、電気電子・上下水道・応用理学・金属・繊維・情報工学・建設・機械・衛生工学・化学部門の10部門からシーズの説明が行われ、そのご質疑応答がありました。日本技術士会側から提供したニーズに対応したシーズについては、ニーズを出された事務所にフィードバックされ、今後各部門の方々とさらなる意見交換が行われる予定です。


2018年10月18日  
 第48回 日韓技術士国際会議 (日本・神戸)において日本側の基調講演
2018年10月18日に神戸市(ホテルオークラ)で開催された、第48回日韓技術士国際会議において、日本側代表として基調講演を行いました。
【基調講演】技術士が叶えるSociety5.0〜アントレプレナーシップ(Entrepreneurship)を発揮して〜
 課題解決と未来創造の視点を兼ね備えた我が国の新たな国家成長戦略「Society5.0」では、高齢化対策、Energyの多様化、Mobility の充実による経済損失の削減と地域活性化など、IT化、AIの活用により持続可能な人間中心の社会への変革を目指している。とはいえ、「課題解決」と「経済的発展」を両立する「人間中心のSuper-Smart city」へと未来を切り開くのは、科学を駆使し社会をManagementする「人」であり、ITやAIではない。 
 ここでは、政府が掲げる「Society5.0」の社会実装に向けた国策と、日本技術士会近畿本部が始めた小さな活動「技術士活躍の場拡大に向けた産学官との連携強化活動」から得たKeywordを紹介し、課題先進国からの変革を目指す我が国における技術士の位置付けと今後について述べてみたい。〜詳しくはこちら
建通新聞ニュース (https://www.kensetsunews.com/web-kan/251122?print=true記事の画像

2018年3月5日および4月25日 
近畿地方整備局・日本技術士会近畿本部との意見交換会を実現
2018年3月5日に、近畿地方整備局と日本技術士会近畿本部との意見交換会を行いました。近畿本部からは、地整局では建設部門以外の技術士についての認知度が低いことから、各部門代表者等から開発技術の紹介、技術士貢献の可能性について意見を述べ、その後活発な質疑応答を行い、さらに相互理解や今後の方向性を確認しました。
近畿経済局の技術士向け政策説明会を実現
2018年4月25日には、経済産業省と日本技術士会との結びつきを図るべく、近畿経済局の政策についての説明会を開催しました。技術士が経済産業省の力になれるよう結び付きを強めてまいります。
 
2017年11月27日
近畿地方整備局長との対談を実現
2017年11月27日に、近畿地方整備局の池田豊人局長と、日本技術士会近畿本部の河野千代副本部長が、「技術で支える日本の活力を関西から」をテーマに対談を行いました。「技術士会には、建設部門だけでなく生産性向上に関連する、情報工学、機械、電気電子部門など21部門があるので、機会をもらえればそれぞれの専門分野の知識、経験を生かして、よりニーズに応える効果的な提案ができる」と提案しました。今後、近畿地方整備局と日本技術士会近畿本部との意見交換会の開催を提案し、池田局長が快諾されました。

新聞記事:建設通信新聞建通新聞建設新聞

2017年11月8日
地域本部が抱える課題を議論する仕組みづくり
地域本部選出の理事が、地域本部にある問題を持ち寄り、議論することができる仕組みを作りました。
皆様から頂きました、地域本部が抱える課題・問題点・提案・要望事項について別添のとおり取りまとめました。なお、これらの中には既にほぼ解決したもの、既に実現しつつあるもの、財政的な裏付けが必要なもの、技術士会のみでは解決が難しいものなども含まれていますが、皆様の御意思を尊重し、そのままままとめさせていただきました。なお、これは近畿本部の役員の方々にもお報告いたしました。

近畿本部会員からいただいたご意見(pdf)

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